面接官はここを見ている!グループディスカッションを高得点で通過するコツ!

人気企業の就職面接では早い段階でグループディスカッションが取り入れられる事が多くあります。この記事ではグループディスカッションのコツを紹介します!!

 

目次 

 

そもそもグループディスカッションとは

学生5~8人くらいを1つのテーマについて20分くらいの時間で1つの回答を作り出すという内容です。

 

議論の際の様子を二人くらいの面接官が見ながら評価をしています。

 

企業がグループディスカッションをする理由

グループディスカッションは一次面接や二次面接あたりで採用しているところがほとんどで、選考の中でもかなり初期のあたりで登場します。

 

なぜかというと面接官二人で1度に大量の学生を見ることができるので効率がいいんですよね。

 

面接官が見ているポイント

それではグループディスカッションで面接官はどんなことを見ているのでしょうか。

 

グループディスカッションでは明確な答えがなく、短時間で答えの出ない問題をみんなで考えさせようとすることばかりです。

 

そんな中で学生一人一人が協力しながら1つの課題に取り組めるかどうかを見ています。

 

・チームの中でどのような立場で話をするのか

・対立意見に対してどのような態度で接するのか

 

そういった、社会人として求められる一般的な能力を見られています。

 

 

 

グループディスカッションで絶対やってはいけないこと

グループディスカッションで絶対やってはいけないことがいくつかあります。

 

制限時間内に答えが出せない

これは絶対にダメです。

 

グループディスカッションでは制限時間内に答えを出すことが前提に求められています。

 

そのため、議論がまとまっていなかったとしても、なんらかの答えを出すことが最重要です。

 

メンバーによっては議論を収束に導こうとしない人もいます。

 

そんなときには下記のような発言をするのがおすすめです。

「私たちのグループとして何か答えを出すことが必要だから、100点じゃなくても答えを出さない?」

 

「○○という反対意見が出ており、その事については詰めきれていない部分もありますが現段階で私たちが導き出した答えは××です。」

 

グループ全体で1つの答えが出なくても、答えを出そうと努力している姿勢を評価してもらえるので、少なくともあなただけはグループディスカッションは通過できるはずです。

 

個人を攻撃する

自分とは全く違う意見ってたくさんあると思います。

 

でもみんなで協力しながら答えを出さなくてはいけないので反対意見を言うのって難しいですよね。

 

感情的に話したり、個人を攻撃したりなんてもってのほか。

 

ではどうやって反対意見を言うといいのでしょうか。

 

そんなときには下記のような言い方をするとうまくいきます。

「確かに○○という意見はよいと思う。けど世の中には××という意見もあるんじゃないかな」

 

「私も○○という意見に賛成なんだけど、もし××という意見があったらどう対処するといいかな?」

 

コツは相手の意見には賛成、尊重するけど違う意見も考えてみようと提案することです。

 

グループディスカッションだから、反対意見がないとディスカッションにならないですからね。

 

一人でずっと話す

これはもう最悪ですね。

確実に落ちると思います。

 

例えば6人で30分与えられたとします。

単純に計算すると一人5分です。

 

そこを一人で25分も話してしまうと他の学生は一人1分しかありません

 

周りが一人1個取っているお菓子があります。25個取った場合周りの人にどのように思われるでしょうか。

 

面接官も全員を均等に観察したいので、こういう空気を読めない人は必ず落ちます

 

簡単な計算です。

時間÷人数を意識しましょう

 

 

 

おすすめしない役割

グループディスカッションが始まると、役割を決めたがる人が必ず一人はいます

 

でも実はおすすめしない役割も多々あります。

 

タイムキーパー

多分、少し就活をかじったような子だとタイムキーパーをやりたがります。

 

でもこれはオススメしません。

 

タイムキーパーをなぜやりたがるかと言うと、簡単に発言をできるんですよね。

 

「今何分だから、そろそろまとめに入ろう」って。

 

本人はその発言で自己満足していますが、面接官からするとグループディスカッションで必ず出てくる発言であり、全く評価していません

 

何故ならタイマーで十分に役目を果たすことができ、その発言に何の価値もないからです。

 

むしろ時計を気にして他の人の意見を集中して聞くことができなくなります。

 

何のメリットもないのでやめた方がいいです。

 

司会、進行役

みんなのリーダーみたいに思って選ぶ人も多いです。が、これもオススメしません。

 

全員に均等に話を振って、意見を満遍なく引き出さなくてはいけません。

 

その分自分の意見を述べる機会が減ります。

 

書記

私の勝手な意見では書記をやりたがるのは女子が圧倒的に多いです。

 

「何か役割を果たさないと積極性にかけると評価される」とでも思っているのでしょうか。

 

これは絶対やめた方がいいですね。

 

ホワイトボードに書いている間に議論がどんどん進んでいって置いていかれる可能性が非常に高いです。

 

また長文になると何度も聞き直したり、発言者の意図と少しでも違うと間違いを容赦なく指摘されたりします。

 

もちろん、そんな少しの間違いが評価に影響するはずないのですが、面接を受けている側の心理としては気が気じゃないですよね。

 

また、書記に求められることは意見を言われた通りに書くことではなく、重要なキーワードを抜き出してマッピングによって整理し議論をまとめていくことです。

 

発言を書き残すだけの仕事と思う人は手を出さない方がいいと思います。

 

オススメの役割は?

タイムキーパー、司会進行役、書記はオススメしないと書きました。

 

それではグループディスカッションではどの役割を選ぶのが正解でしょうか。

 

別にあえて何らかの役をやる必要はありません。

 

だってグループディスカッションは役割の椅子取りゲームではないですからね。

 

大事なのは1つの課題に取り組むときにどのような取り組み方をするのか、が重要ですから。

 

何の役割をしても評価が変わることはありません。

 

ただ、どうしても役割を決めたい人がメンバーにいて、無駄に役割決めで時間を食ってしまうようならさっさと決めて議論のために時間を有効に使うといいですね。

 

 

 

グループディスカッションでよい点数を取るコツ

それではグループディスカッションでよい点数をとる具体的なコツについて紹介します。

 

グループディスカッションは、正解のない課題について取り組みます。

そのためどういう方向で意見を出すかが重要です。

 

賛成しかでない議論のとき

実は気付きにくいけど非常にまずいのがこのパターンです。

反対意見が全くないので、みんなが同じようなことを言っているばかりで議論になりません

 

例えばよく出題される例としては

「わが社の売り上げを伸ばすにはどうしたらよいか」

という問題です。

 

多分議論の中心は

・自社の強み弱みを知るためにまずアンケートを行う

・顧客に喜んでもらえる新たにサービスを提供

そういった内容になるかと思います。

 

どちらかというと答えが先に出てしまい議論というよりは賛成ばかりの追従意見しかでません。

 

こんな雰囲気の中で個性を出すのは非常に難しいです。

 

そんなときにはこういう発言が効果的です。

 

「せっかくなら違う視点からも考えてみない?」

 

これはほとんどの場面で手応えがありました。

 

明らかに面接官も おっ という表情の変化があり、これから議論がどうなるのか楽しみになっているようでした。

 

「今まで挙がった話って既存のお客さんを対象にした話ばかりだったじゃん?それだと自社製品での食い合いになっちゃうじゃん?今までユーザーではない人や他社のユーザーを対象がなぜうちの会社を選ばないか考えてみない?」

 

この発言をした時に面接官が二人とも笑顔で小さくウンウンと頷いていたのをはっきりと覚えています。

 

 

 

議論が収束しそうにないとき

限られた時間の中で全く収束しそうにないときもあります。

 

そんな時は

「前提条件を決めてみない?」

というのがとても効果的です。

 

前提条件を決めることでより具体的な案を出すことができるようになります。

 

実際の仕事をしているとよくあるのですが、前提条件がわからないから出来ません、というのは通用しません。

 

「こういう前提条件を頂ければこういう答えを出すことができます。」

という回答を相手は求めています。

 

相手は「その前提条件を呑むことができるかどうか」を判断すればよいことになりますからね。

 

もしグループディスカッションでうまくいかなかったときは?

もしグループディスカッションでうまくいかなかったらどうでしょうか。

 

志望する企業に対して学歴がそこそこあるならそれほど心配する必要はないと思っています。

 

ハンター×ハンターの13巻でグリードアイランドへの志望者面接で、募集と同時に動かなかった人達がいた場面があります。

主催者はなるべく有能なハンターを雇いたいはずだから、定員があったとしても慌てる必要はない、と言っています。

まさにグループディスカッションがそうですね。よい学歴の学生をグループディスカッションで落とすのはかなり少ないと思います。グループディスカッションの目的は企業の求める学力水準よりも低い学生をなるべく公平に落とすことにあります。

 


 

 

 

だから名前のある大学を出ていればよほどの事がない限り大丈夫だと思います。

 

まとめ

ここまで読んで頂いてわかるかと思いますが、特別な役割なんてなくても、要所要所の発言だけで全体の流れをコントロールできます。

 

もし自分の志望する企業でグループディスカッションがあるのならば、周りとのコミュニケーションを楽しんでください!